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いけばなについて

初夏の水辺物のを生ける

水辺物は水に縁のある植物たちを指します。広口の器(水盤)に生けて、水をたくさん見せると涼しく見える暑い夏に涼風を感じる花たちです。 河骨(こうほね) スイレン科 河骨は池や沼などに自生する水生植物です。根茎が白く、骨のように見えることから「...
いけばなについて

南天を生ける

南天は一年中生けることができますが、今回はちょうど花の時期になります。花は5月〜6月ごろ葉の先端に穂状に白い小さい花を咲かせます。 メギ科の常緑低木、中国原産で江戸期以前に日本に伝わったといわれています。実は秋に赤く実り、漢方では咳止めの薬...
いけばなについて

いずれ あやめ か かきつばた

「あやめ」も「かきつばた」もアヤメ科の植物ですが、甲乙つけがたいそれぞれの魅力があります。ついでによく似ている「花菖蒲」、近縁種の「シャガ」の特徴や違いを見てみましょう。 アヤメ ヒオウギアヤメ アヤメ科 「文目」「菖蒲」 アヤメの仲間の特...

伝統的いけばなの花々 その1

日本には古くから愛されて、好んで生けられてきた花々があります。最近では花屋さんではなかなか手に入らないものばかりになりました。それぞれに美しく、品格があります。 かきつばた(杜若) かきつばたは、かつては人家の近くにある身近な花でしたが、都...
親子で楽しむ和花茶

親子のKIZUNA育む【和・花・茶】いよいよリニューアルオープンします。

令和6年より「和・花・茶(わかさ)」がリニューアルし、コンセプトも新たに開催されることになりました。 5月26日(日)にお試しモニターの会を開催いたします。午前の部、午後の部 各3組の親子をご参加を募集しております。この機会にぜひ、日本文化...
いけばなについて

いけばなの花器について その1

花を生けるためには水を溜めるための「器」が必須です。その器も様々な材質、様々な形のものが考案されました。その器にどのように花を留めるかということも同時に考えられて「花留」も考案されました。 竹花器 様々な竹花器 竹三重切 竹五重切 寸胴と木...
ギャラリー

アブラチャン(油瀝青)の生花

アブラチャン(油瀝青) クスノキ科の落葉低木で皮や種子に油分を多く含んでいる事から呼ばれています。昔はこの油を灯火に使われていました。野山で早春に咲く黄色い花。「ズサ」とも言われます。 枝は細かく屈曲しているので、自然の枝の美しさを壊さない...
花展情報

いけばな協会展2024

令和6年3月1日〜6日まで新宿高島屋11階催会場において「第62回いけばな協会展」が開催されました。家元は通期にストレリチア(レギネ)とラン(グアリシクリア)寄せ生け2次展に 鳥谷部理抜(啓翁桜 二重切)計良理智(陽光桜、シンピジューム  ...
いけばなについて

銅器

青銅器は大陸から伝えられました。当初は食器や祭器の目的として作られていました。それらの器を花器に見立て、花が生けられました。 尊 爵 以下は花を生けるために作られた器です。 舟(砂張) 砂張とは室町時代末期から桃山時代にかけて、大陸から輸入...
いけばなについて

器と敷板の話

伝統的いけばなは床間に生けられていたので、様々な約束事が決められてきました。特に花器と敷板の組み合わせは和服でいう「着物と帯」の関係のように決められていました。また、「茶道」でも道具の組み合わせについて決められていました。能阿弥・相阿弥によ...