古流理恩会について

古流理恩会の花

生花(せいか)

江戸中期の古流創流以来何代もの家元たちによって研ぎ澄まされてきた生花には揺るぎのない美しさがあります。完成されたその花形は現在にも受け継がれています。
生花には花形があります。江戸の頃の儒教の影響で役枝に天地人の三才を配し、それぞれに意味をもたせています。天(真)は導くもの、地(受)はしたがうもの、そして人(流)は中和するという3つの役枝から構成されております。
又、最も格が高く正式な形(真形)、真形に動きをつけた形(行形)そして形をさらに流動的にした草形があります。また和歌に因んだ花や特殊な花器に生ける趣向の花(伝花)も伝えられております。

◆古典生花 

格式高い完成された美しさを持つ奥深い古典花の世界その中でも古流は江戸の下町で育ったシンプルで粋な姿を専らとします。250年の時間の中で熟成された日本的美の集大成を体験しませんか?江戸からの伝承を守り。揺るぎのない形式の美しさを追求します。


◆小品生花 

現代の住空間や洋花にも対応できる小さくて安易に生けられる生花身近にどんなところでも飾ることが出来ます。生花の伝統を受け継ぎながらさまざまな花や場所にも対応できる、いわば生花の進化形です。
現在の生活空間で手軽に生花を楽しみましょう。

現代花・自由花

◆現代花 

基本的に水盤を中心に床の間に安易に生けれる花として考え出されました。特に初心者には枝や葉の表裏や枝の動きを学習するのにはわかりやすく、初心の方には最適です。剣山を使う為技術的にも安易に誰でもが美しい花を生けられます。水盤を中心に日常器など、生活に密接した花を目指します。

◆自由花 

現代花からさらに花の美しさを掘り下げていくことで植物の元来の美しさを越えた美の世界が出来上がりますそのための基礎トレーニングをするカリキュラムが出来ております。器も水盤から離れどんな花でも器でも空間でも生けられることを目標にしております。柔軟で自由な発想で花を生けます。

作例集

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